新潟日報記事 知事 県民投票「難しいだろう」と発言

実際問題「難しい」のは事実。ただ、県民としては、柏崎刈羽原発の稼働問題が「県民の暮らしと安全に係る問題」である以上「難しくても取り組むべきこと」と思っています。県民投票について否決後も知事は県議会で「今でもするべきと思っている」と発言されたり、民意を汲み取る方法については「これから模索したい」との発言もされてきた経緯があり、この記事に真意が尽くされているわけではないと思っています。
「特定秘密保護法」が可決されつつある中、これからどんどん県民は柏崎刈羽原発の情報から遠ざけられることでしょう。そして特定秘密保護法によって、県の技術委員会さえも実質、機能不全に陥る危険性すら考えられます。局面はますます難しくなってゆく中で、柏崎刈羽原発の問題が自分たちの問題であるという認識だけはブレずに持ち続け、自分たちの言葉で訴え続ける必要があるのです。

>>>
『原発情報公開 徹底を』泉田知事、静岡知事と一致 甲府(新潟日報2013年12月1日)
 泉田裕彦知事は30日、甲府市で開かれた公開講座に出席し、静岡県の川勝平太知事らとエネルギー問題について意見交換した。東京電力柏崎刈羽原発などで事故が起きた場合の住民の避難をめぐり、情報公開の徹底を求める上で一致した。川勝知事は静岡県の中部電力浜岡原発について再稼働の是非を問う県民投票の実現に意欲を示し、泉田知事に連携を呼びかけた。
 各の著名人でつくる「エンジン01文化戦略会議」の一環。両知事と高知県の尾崎正直知事、建設コンサルタント会社社長の冨田洋市が討論し、市民約80人が参加した。
 泉田知事は住民の避難について「事故発生からメルトダウン(炉心溶融)まで2時間しかない。夜中の場合、数万人を避難させるのは正直、無理だと思う。核シェルターがないと対応しきれない」と問題提起した。
 川勝知事は、浜岡原発事故ー想定した放射性物質の拡散予測を公開するよう中部電力に迫った経緯を説明し、「情報公開が安全の基本。信頼関係をつくり、隠せないような状況に追い込まないといけない」と述べた。
 本県と静岡県は、原発再稼働をめぐる県民投票条例案が直接請求され、いずれも県議会で否決された。川勝知事は「再稼働の要請があったら、住民が自分たちの意見を表明するシステムをつくらないといけない。住民の意見を受け、担当者が判断する自治が大事だ」と、県民投票に前向きな意向を示した。
 終了後、泉田知事は県民投票について「議会で一度、結論が出ている。難しいだろう」と話した。
<<<


Powered by WordPress. Design: Supermodne.